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実家を解体する前に知っておくこと:固定資産税、アスベストの調査、補助金

壊せば固定資産税が上がることがある。解体の前に要るアスベストの調査と、補助金の探し方。

先に結論から

  • 家を解体すると、土地は「住宅用地」の固定資産税の軽減(3分の1、200㎡以下の部分は6分の1)から外れる
  • 解体の前にはアスベスト(石綿)の事前調査が要り、床面積80㎡以上の解体は結果の報告も要る(2022年4月から)
  • 解体の補助金は自治体ごとに違う。実家のある市区町村の空き家の窓口で確かめる

建物が古く、住む・貸す・売る見込みがないとき、解体を考える人は多いです。ただ、解体すると固定資産税が上がることがあるなど、知っておきたい点があります。

解体すると、土地の固定資産税はどうなるか

家が建っている土地は「住宅用地」として、固定資産税の課税標準が軽くなっています。地方税法は、住宅用地の固定資産税の課税標準を、土地の価格の3分の1(200平方メートル以下の部分は6分の1)としています(地方税法第349条の3の2)。

この特例は、人が住むための家の敷地に使われている土地が対象です。家を解体して更地にすると、この特例の対象から外れるため、翌年度から土地の固定資産税が上がることがあります。

一方で、管理しないまま市区町村から「管理不全空家等」や「特定空家等」として勧告を受けると、家が建っていても特例は外れます(管理不全空家とは)。解体するかどうかは、税金だけでなく、家の傷み具合や、売るときの売りやすさも合わせて考えます。

解体の前に要るアスベスト(石綿)の調査

建物を解体するときは、アスベストが使われているかを事前に調べる必要があります。自治体の案内によると、

調査と報告は、ふつうは解体業者が行います。見積もりのときに、事前調査の費用が含まれているか、誰が調査するかを確かめてください。

解体の補助金

空き家の解体に補助金を出している自治体があります。条件(古い木造住宅であること、危険な状態であること、所得の条件など)や金額は、自治体ごとに違います。実家のある市区町村の空き家の担当の窓口か、市区町村のホームページで「空き家 解体 補助」と調べるのが確実です。工事を始める前の申し込みが条件のことが多いので、契約の前に確かめます。

解体を決める前の確かめごと

確かめること中身
売る予定建物つきで売るか、更地で売るか。不動産会社に両方の見込みを聞く
税金の特例相続した空き家を売るときの3,000万円控除は、解体して更地で売る場合も条件しだいで使える(くわしくはこちら)
見積もり2〜3社から書面で。アスベストの調査、ごみの処分、整地の費用が入っているか
近所工事の前のあいさつ、車の出入り、音やほこり
補助金契約の前に申し込みが要るか

よく聞かれること

実家を解体すると、固定資産税は上がりますか?
上がることがあります。家が建っている土地は住宅用地の特例で固定資産税の課税標準が3分の1(200平方メートル以下の部分は6分の1)になっていますが、解体して更地にするとこの特例の対象から外れます。
解体の前にアスベストの調査は必要ですか?
必要です。2022年4月1日以降に始める解体工事では事前調査の結果の報告が求められ、解体する部分の床面積の合計が80平方メートル以上なら報告が要ります。アスベストが無かった場合も報告が必要です。
解体の補助金はもらえますか?
自治体によって、制度があるか、条件、金額が違います。実家のある市区町村の空き家の担当の窓口で確かめてください。工事の前の申し込みが条件のことが多いです。

出典