先に結論から
- 空き家バンクは、市が物件の情報を出し、交渉や契約は持ち主と買う人・借りる人(または不動産会社)がする仕組み。市は契約に関わらない
- 載せると、買う人・借りる人が改修の補助を使える市がある(大網白里市は最大200万円、鎌ケ谷市は最大100万円など)。売るときの材料になる
- 千葉市のように空き家バンクがない市もある。相続登記が済んでいることを条件にする市もある(相模原市)
空き家バンクは、売りたい・貸したい空き家の情報を市が出して、使いたい人とつなぐ仕組みです。交渉や契約は、持ち主と相手が直接か、不動産会社を通して行い、市は契約に関わりません。
市によっては、空き家バンクに載せた家を買う人・借りる人が、改修の補助を使えるようになっています。買い手から見れば補助つきの家になるので、売るときの材料になります。
載せると補助が使える市
| 市 | 使える補助 | 対象 |
|---|---|---|
| 大網白里市 | 改修費の3分の2、最大200万円 | 空き家バンクの一戸建てを買って改修し、移り住む人(申請する人が55歳以下など) |
| 鎌ケ谷市 | 改修費の3分の2、最大100万円 | 空き家バンクに登録した家を直し、住まいや地域の交流の場として10年以上使う(ページは令和6年度のもの) |
| 茂原市 | リフォーム費の2分の1、最大50万円 | 空き家バンクの家を買ってリフォームし、移り住む人(予算の範囲で2件程度) |
| 横須賀市 | 購入とリフォーム・解体の費用に合計で最大50万円 | 子育てファミリー等応援住宅バンクの家を、子育て世代が買って住む |
| 春日部市 | 35万円(市内の業者で40万円) | 空き家バンクに載せた(載せていた)家の改修・建て替え。持ち主も申し込める |
| 野田市 | 改修費の2分の1、最大25万円 | 空家バンクを通して貸す・売る家の改修。登録した持ち主が貸すために直すときも |
| 小田原市 | 建物の調査の費用の2分の1、最大3万円 | 空き家バンクに載せた家の建物状況調査(持ち主か買う人) |
| 市川市 | 建物の調査の費用の2分の1、最大5万円 | 市の空家活用マッチングサービスに登録した家の性能の調査 |
仕組みに特徴のある市
| 市 | 特徴 |
|---|---|
| 横須賀市 | 目的別に3つのバンク。階段40段以上の谷戸の家、不動産会社に断られた家のためのバンクもある |
| 我孫子市 | 持ち主・市内の協力事業者・市の3者で現地を見てから登録。国の「全国版空き家・空き地バンク」にも載る |
| 逗子市 | 宅建協会鎌倉支部・行政書士会鎌倉支部・全国古民家再生協会と協定を結んで運営 |
| 葉山町 | 登録に、家の外と中の写真が要る |
| 相模原市 | 相続登記が済んでいることが条件。登録は2年間有効 |
| 茅ヶ崎市 | 空き家バンクのほか、売りにも貸しにも出ていない空き家と使いたい人をつなぐマッチング制度もある |
| 千葉市 | 空き家バンクはない(情報を出していた制度は2026年3月に終了) |
ほかに、空き家バンクがある市として三浦市・川越市・藤沢市・入間市の案内を確かめています(入間市は情報が少ないため、地域のページは作っていません)。
空き家バンクに載せる前に確かめること
- 相続登記が済んでいるか:持ち主の名前が亡くなった親のままだと、載せられない・売れないことがある(相続登記の期限)
- 持ち主が複数なら、全員の承諾があるか
- 家の中の写真を撮れるか:遠くに住んでいると、ここが最初の手間になる
- 仲介手数料がかかるか:契約に不動産会社が入ると、通常の手数料がかかる
よく聞かれること
- 空き家バンクに載せると、市が買い手を探してくれますか?
- 市は情報を出して、使いたい人とつなぐまでです。交渉や契約には関わらず、当事者どうしか不動産会社を通して行います。
- 空き家バンクに載せると、何かいいことはありますか?
- 市によっては、空き家バンクの家を買う人・借りる人が改修の補助を使えます(大網白里市は最大200万円、鎌ケ谷市は最大100万円など)。買い手にとって補助つきの家になるので、売るときの材料になります。
出典
それぞれの市町のページに、市の公式ページへのリンクと確認日(2026-11-01)を載せています。